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育つ仕組みをつくる組織運営。

現場のチーム運営と

両方やるから面白い。

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赤川 竜彦

Tatsuhiko Akagawa

2021年入所
監査第2部 マネージャーTOKYO
休日は、子どもたちと遊ぶことが多いですね。家族と過ごす時間を作るために、平日はやるべき仕事を洗い出し、つねに優先度を検討します。

大手監査では得られない東陽ならではのもの

大学卒業後、金融機関に入り営業職に就きました。このとき簿記を学んだことから公認会計士に興味を感じて資格取得を目指しました。論文試験に合格後、中小監査法人に転職して会計士としてのキャリアをスタートし、その後、大手監査法人を経て、2021年に東陽監査法人(以下、東陽)に入所しました。
東陽に入る前に勤めていた大手監査法人でもやりがいもありましたが、コロナ禍の影響もあり激務が続き、体への過重な負担を感じました。加えて、二人目の子どもが小さかったことで、もっと家族と過ごす時間を増やしたいと思うようになりました。東陽に転職した人に話を聞くと、ワークライフバランスが取りやすい職場とのことで、ここなら働きやすそうだと共感しました。それがきっかけで東陽の面談を受けると「良い人も多い職場ですよ」とアピールしていただき、入所を決めました。人の良さというと抽象的ですが、監査法人で働くにあたっては、チーム運営においてメンバーの人間性はワークライフバランスと同様に重要だと思っているためです。
入所から半年後に上場2社のインチャージを担当し、2023年7月にマネージャーを拝命しました。法人の運営業務に関わるマネージャーは仕事量も増えますが、その分やりがいも増えています。

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チーム運営と組織運営、両方やるから面白い

現在マネージャー2年目として、自分の監査チームの運営をしながら、法人運営業務として監査業務サポート部にも所属し、法人全体の最適化を担う業務にあたっています。
東陽に入所して驚いたのは、経験豊富なベテランの非常勤会計士がいることです。この方たちが特に繁忙期にサポートしてくれるので、若手会計士等が多い環境よりも業務はスムーズに進みます。これが東陽独特の柔軟さ、余裕をつくり出すひとつの理由なのかもしれません。
一方で、監査業務サポート部の仕事というのは、会計士からアシスタントまでの様々の職位の方たちを、全体最適化の視点から全般的にサポートする仕事となります。そのため、「アサインの在り方」の検討や「OJTコントローラー」なども行っています。
「アサインの在り方」とは、1人の適正な担当会社数を決めることとなります。例えば、優秀なAさんをアサインしたいチームが10あれば、Aさんにとっての1チームあたりのアサイン日数は、仮に5チームに比べると半分のアサイン日数となります。特に、若手の会計士等にとっては、多すぎるチームへのアサインは、チーム内での教育の機会が少なくなり、被監査会社をより深く知ることもできにくくなるため、成長の妨げになることもあり得ます。そうならないように、全体最適化を図っていくのが私たちの仕事の1つです。
インチャージとして監査チームを運営しながら、全体最適化の視点から法人運営業務に携わることができるのは、法人内でキャリアを積み上げることでしか得られない、会計士としての醍醐味であり、面白さであり、そして絶好の成長機会でもあると思います。

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育てるのではなく、育つ環境を作る

「OJTコントローラー」は、新人の育成をテーマにしたOJT全体に関わるもので、監査チームでのOJT指導がより円滑に遂行されるために行われます。ポイントは上述のように新人が担当する会社数が過剰にならないようにすること。東陽では「プール制」といってその仕組みを構築してきています。
一方で、マネージャーとして私が個人的に力を入れているのは「1組のペア」を考えたアサインです。新人1名につき、マネージャー、シニア、ジュニア計3名のOJTトレーナーがサポートしますが、実際の監査チームの中では、可能な限り新人とジュニアが1組のペアになるようアサインします。こうすることで、新人は分からないことをすぐにジュニアに聞けて不安を軽減でき、一方、ジュニアも新人に教えることで業務の理解を深めることができます。お互いじっくり成長できる環境を整えています。もしこれが有効な手段であるとなれば、次は「OJTコントローラー」として拡げていくことで、全体最適化が図れたらよいと考えています。

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学び、養うのは公認会計士の責任と使命

OJT制度にあるように、東陽は新人育成に手厚い監査法人です。知識の習得だけでなく、OJT担当のシニアやジュニア、私のようなマネージャーと同じ時間を過ごすことが最も大事な経験だと思います。それは、自分がどのように仕事に向き合っているかを、私たちは新人に伝えたいと思っているからです。
また、多様な人が働く東陽であれば、物事に対していろいろな視点を学ぶこともできます。この環境の中で育つ新人は、公認会計士になるための修了考査を迎える頃に「こういう人になりたい」というロールモデルが自分の中にできあがるのではないでしょうか。
公認会計士は、「財務諸表の信頼性確保」という責任の大きな仕事であり、専門知識も必要ですが、業務に対する責任や使命感というものは、人との関わりや経験を通じて養われるものです。東陽は、人を大切にする社風の中で、しっかりと自分の成長を実感できる監査法人であると思います。

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