イメージ

CROSS TALK

社会人受験経験者座談会

イメージ

異なるバックグラウンドが力になり、味になる

東陽監査法人には、社会人になって働きながら公認会計士を目指し、転職してきた方が多く在籍しています。あえて公認会計士にキャリアチェンジして得たものは何か、さまざまな経験をどのように仕事に活かしているのか。社会人受験者の皆さんに語ってもらいました。

参加した方々

  • 村田 幸彦Yukihiko Murata

    監査第1部 マネージャー
    2016年入所

    国内大手メーカー、外資系メーカーでマーケティング戦略に携わる。マーケティングを極めるべくMBA(経営学修士)を取得のため渡米(滞在中に専攻を投資管理・ファイナンスに変更)。帰国後、マーケティング分野からメガバンクの投資銀行部門に勤務後、事業再生領域への転身に関心を持ったことがきっかけで公認会計士を目指し、合格後の2016年に東陽監査法人に入所。
    休日は、ジムやトレイルランニングを楽しむ。大会に出場し自己最長70kmを完走。

  • 舛見 聖太Seita Masumi

    監査第1部 ジュニアスタッフ
    2022年入所

    大学卒業後、官公庁に入省。九州にて農業用ダム等を中心とした国営かんがい排水事業に携わる。その後、地元のデニム生地メーカーに転職し購買業務や海外工場の起ち上げに関わる。結婚を機に一念発起で公認会計士の勉強を開始。2022年東陽監査法人に入所。
    最近ゴルフを始め、休日や深夜・早朝はもっぱら練習場で汗を流す。

  • 竹内 想太Sota Takeuchi

    監査第1部 ジュニアスタッフ
    2024年入所

    大学卒業後に重工業メーカーに就職。港湾荷役機械等の営業職や企画職に従事し6年間勤務。商談中に減価償却やリースの話題が出てきた際に会計の知識は意外と業務に役立つと思い、簿記の勉強をキッカケに公認会計士試験に挑戦。仕事と公認会計士の勉強を両立させ、2024年に東陽監査法人に入所。
    休日は、掃除・洗濯など家事をして過ごすことが多い。

公認会計士へのキャリアチェンジ。
人の良さで選ばれる東陽

村田
私は東陽に入ってリクルーターとして活動する中で、舛見さんと竹内さんに出会いました。当時私にどんな印象を持ちましたか?
舛見
とても実直な方だと思いました。というのも、「もし村田さんが私の年齢、経歴だったら大手監査法人と東陽、どちらに就職しますか?」と尋ねてみたら、間髪入れずに「大手です」と答えていただいたじゃないですか(笑)その瞬間ですよ。この人は信頼できる、私の未来を一緒に考えてくれる人だと。
竹内
オンラインではじめて会った時はスーツを着ていらしたので少々堅い印象でしたが、そのあと、食事に連れて行ってもらった際にとてもフレンドリーに接していただき、イメージが一変しました。その後、村田さんから電話で「竹内さんが会計士として早く成長できるよう、環境は整えておきます!」と言われて、もうここに入ろうかと。実は、大手法人からも内定を頂けましたが、ここなら自分の思い描く働き方ができそうだと思いました。
村田
私は業界大手と言われる事業会社で働いてきたので、監査法人に転職するなら大手だと思っていました。最終面接まで進んだものの、結局年齢的に無理だと言われて入れなかった。30歳を超えてキャリアチェンジをするなら、見栄は捨てて実利を取るように活動したほうが良いと思います。
舛見
まさにそのアドバイスを受けて今の私があります。実際、東陽はいろんなキャリアの方が働いていて人の痛みが分かる人が多く、懐が深い法人だなと思います。この、人間的にマイルドな人が多いのが東陽の魅力ですよね。

「違い」を「チカラ」に
~東陽で活きる社会人経験~

村田
社会人としての経験を、会計士である自分の強みにすることについてどう思いますか?私は、監査というのはクライアントの事業の理解が大事だと思うので、これまでの自分の経験は活きていると思います。販売や営業、製造といった事業を理解することが前工程だとすれば、財務情報のチェックやリスク評価は後工程です。これまでマーケティングの仕事をしてきたことで想像力を働かせやすくなり、監査業務全体を見渡せるようになりました。
舛見
自分がこれまでに培ってきた経験がすごく役に立っていると実感しています。前職は、経営者に近いところで、さまざまな組織・立場の方々を相手にしてきました。この経験により、東陽でクライアントと話す場面でも、相手がどんな立場に置かれているのか、深みをもって考えることができています。
竹内
私は前職の事業会社で最後に所属していた部署がアフターサービスの営業だったので、ユーザー様と一緒に現場で現物を見たり不具合の確認をすることにやりがいを感じていました。まだ入所して日が浅いですが、準大手の東陽なら、クライアントと一緒に膝を突き合わせた働き方ができるのかなと思っています。社会人として、たとえば何か不安を感じたらすぐに上司に報告・相談するとか、メンバー間の認識に違いが発生しないよう、こまめに確認するといったことが自分の中に習慣づいていたので、監査の実務にもすぐに活かすことができました。
村田
竹内さんは営業ということで、お客様の会社に深く入ったり、事業を広く見渡したりする視野も養ってきたわけですよね。
竹内
そうですね。ビジネスがどう成り立っているのか理解しようと努めてきました。営業は、人に分かりやすく伝える話し方や、図面などのツールを活用することをよくやっていたので、物事を具体的に伝えることは監査業務にも通ずるものと思います。
舛見
会計士になる前は、監査ってもっとダイナミックな仕事なのかなと思っていましたが、実際はコツコツと細かい作業を積み上げることのほうが圧倒的に多く、そういうのは前職の官公庁の仕事に近いのかなと思います。
村田
経験を強みにできる場面は多いと思いますが、その反面、何か不利に感じることはありますか?
舛見
同年代の会計士はずっとこの業界にいて12~13年の経験を積んでいるので、やはり知識の深さが違うなと感じます。同じ年齢でそのレベルに達しているのがうらやましいです。
村田
年齢が高めで転職すると、確かに差を感じますね。だからこそ勉強は続けないといけませんが、知識を積み上げた先にあたかもそこに「答え」があるように錯覚してしまうことがあるので気をつけなければなりません。もちろん監査業務において知識は大事ですが、知識をベースにした判断が求められる場面が多く、そこが監査の仕事の中心にある。本当に経験値がモノをいう世界だと思います。

異なるバックグラウンドが
力になり、味になる

村田
東陽らしさや魅力について話を聞きたいのですが、私も含め、皆さんが強く感じることは、おそらく人材の多様性ですよね。東陽にはいろんなバックボーンをもった人が働いている。それは東陽の強みだと思いますか?
舛見
やはり経験者が集まっていることからくる「人の柔らかさ」は東陽の魅力だと思います。これは仕事のやりやすさにもつながっています。たとえば、組織内で意見の違いがあった時、一般的には声の大きい人になびく傾向がありますが、東陽には「どっちの考え方も成立する」という価値観があり、片方を一方的に排除する方向にはいきません。どちらの考え方も受け入れて、できることを個々に対応していっています。
竹内
まだ経験が浅いですが、自由闊達な組織だと感じています。先日舛見さんにお子さんが生まれた時は、育児休業を当たり前のように取れたと伺いました。制度で決まっているからというより、人の生き方を受け入れている風土があるから自然に取得できるのかなと感じています。心理的安全性が高いので、皆さん安心して働いていますよね。
舛見
東陽にいて、仕事をする上では「人への思いやり」が一番大切だと分かりました。この仕事はさまざまな人の協力がないと成り立ちませんし、思いやりを持つことで、チームメンバーはもちろん、クライアントとのコミュニケーションにも深みが出てくるのかなと思います。
村田
監査という仕事は、相手の会社を徹底的に調査するような側面がありますが、やはりいろいろな立ち位置の人の「多角的な目線」があったほうが監査の品質は高まります。だから、世代やバックグラウンドが多様なほうが有利だし、“違い”はまさに力になるということですね。その力はやがて組織が醸し出す“味”に変化し、文化として定着しているのが東陽の良さかなと思います。
今日は皆さん、ありがとうございました。